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医学的エビデンスEvidence

頸椎症候群の患者の慢性疼痛に対する効果

パウル・シュミット式バイオレゾナンスの新しいプラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験

代替療法を使って人々の問題解決に従事していると、疑いや無理解に突き当たることがいつかある。 その理由の一つは、代替医療の治療が、療法士と非常に密接に結びついることが多く、それによって 比較研究が不可能になることである。しかし最高レベルでの科学的研究がないことこそ、 パウル・シュミット式バイオレゾナンスの使用者も含めて、疑いや無理解に抗論することを難しくしているのである。

パウル・シュミット式バイオレゾナンスには、インビトロ(実験室で)でもインビボ(ヒトで行う)でも、 すでに多くの優れた研究があるが、今まではその科学的に最高級のレベルで行われた、プラセボ対照ランダム化二重盲検比較試験が欠けていた。 そこですでに一昨年前に、バイオレゾナンス実践機のレヨコンプPS1000ポラー4.0med.とレヨコンプPS10 med.の効果と安全性を証明する、 そのような研究の準備が始まったのである。倫理委員会の決定をもって行われたこの研究は、数週間前に素晴らしい結果を出して 終了させることができた。

最終報告で出された結果は、パウル・シュミット式バイオレゾナンス実践機が、その使用において安全で、効果がある、ということである。

印刷された研究書の最終報告の第七章から引用する。
「プラセボ対照グループのNDI(首障害インデックス)では、何の変化も見られなかったが、レヨコンプでトリートメントした後には、 NDIにはっきりした改善が見られた。(p<0.001)」

「うなじの痛み、頭痛、背中の痛み、肩の痛みと凝りの場合、プラセボ対照トリートメントでははっきりした改善がなかった。 一方レヨコンプでトリートメントすると、すべての変数がはっきりと改善された。(p<0.001)

「肉体的能力に関しては、プラセボトリートメントでははっきりした改善がなかったが、レヨコンプを使ってトリートメントすると、 すべての変数にはっきりした改善が見られた(p<0.001)

「SF-36パラメータ(健康に関するアンケート)に関しては身体の機能能力、身体の日常役割機能、体の痛み、全般的な健康感、活性、社会的機能能力、感情的役割機能、心理的な心地よさが、プラセボ対照トリートメントでははっきりした改善がなかった。しかしレヨコンプでトリートメントすると、すべての変数がはっきりと改善された(p<0.001)。」

「全体としては、クライアントがそのトリートメントを他の人に勧めるか、という質問が、はっきりとした違いを見せた。レヨコンプグループのクライアントはすべてこれを肯定し、プラセボグループでは肯定したのがクライアントの約四分の一であった。」

「またさらに、レヨコンプPS1000ポラー4.0 が、安全な機器であることも確認された。この臨床研究の結果に基づき、そして使用説明書に基づき、この臨床研究では、レヨコンプPS1000ポラー4.0 バイオレゾナンス器の安全性を下げるような、よくない効果は何も確認されなかった。全体として、この機器の安全性が高いことが確認された。使用説明書に従って使われた場合、この機器が安全であることが証明された。」

この結果はすべての使用者にとって、パウル・シュミット式バイオレゾナンスを使って仕事をし、成功していることの証である。この研究をもって、パウル・シュミット式バイオレゾナンスが歩んできた長い道のりが正しいものであったことを、はっきりと証明することができる。この研究はしかし、この方法の効能を痛みのトリートメントの分野で公に謳うことができ、レヨコンプがこれからも医療機器というランクを保つことができる、ということも意味する。ウェルネス機器を使って、トリートメント方法を一般的に認証させることはできないので、パウル・シュミット式バイオレゾナンスは、そのための最高の前提条件を作り上げたのである。他の多くのバイオレゾナンス器製造者は、医療機器製造者としてのステータスをとっくに失っているか、あるいはこのような質の高い研究がないために、それをもうすぐ失うことになる。これらの会社は現在、医療機器ではなく、ウェルネス機器を売ることを迫られているのである。しかしウェルネス機器を使って、医療トリートメントをすることは許されていないので、この新しい研究は、特に自然療法士と自然療法志向の医師に与えられた祝福である。この研究があるからこそ、レヨコンプPS1000ポラー4.0med.そしてレヨコンプPS10med.が、医療機器(ドイツ及びEU)となるからである。

追記:この臨床研究は、ドイツの臨床研究のレジストリでも公表された。
https://drks.de/search/en

German Clinical Trials Register, DRKS-ID : DRKS00017381でも、研究結果を見ることができる。




パウル・シュミット式バイオレゾナンスの効果が科学的に検証されました

パウル・シュミット式バイオレゾナンスの効果の研究

ザウアーランドピラミッドに本拠地のあるレヨネックス・ビオメディカル有限会社は、 30年来レヨネックス社の創立者の名を冠したパウル・シュミット式バイオレゾナンスを研究し、 開発し、そして製造している。パウル・シュミットは1976年にすでに、ヒトと動物の器官は、 それに特有の周波数スペクトルによって活性化し、刺激することができるという理論を確立した。 今日までにレヨネックス社により、製造された健康用品が表わす効果について、 使用した場合の観察や研究が、すでに多く行われた。そのすべてが良い結果を出している。 しかし批判的に言っておかなければならないのは、行われた研究のすべてで、 プラシーボ効果、すなわち思い込みによる治療効果を完全には排除することができなかった、 ということである。この理由から、レヨネックス社はもう長い間、製造されたバイオレゾナンス実践器の効果を証明する、 科学的に確かな方法を探していたのである。同様に振動医学推進協会も、 パウル・シュミットが見つけ出した事象を科学的に裏付けすることに、大きな興味を持っている。 この興味は、協会の定款にのっとった任務に、以下のように表されている。 「パウル・シュミットの研究結果と出版物をはじめとするライフワークを基礎とし、 振動医学とそれに関する診断およびトリートメント方法の分野における科学と研究を促進し、 経済的な援助を行い、研究結果を「誰にでも」利用できるものにする」

2011年の初頭にDr.E.W.J.ミクス教授がレヨネックスに対して、基礎研究として細胞生物学的研究を提案したとき、 振動医学推進協会も、そのような研究をするための経済援助をすることに、すぐ同意した。

細胞生物学的研究の価値は、なぜそれほどまでに高いのか。この研究では、一つ一つの細胞に対する効果が調べられ、 そのため思い込みによるトリートメントの成功というのがあり得ないので、 どのようなプラシーボ効果も初めから締め出すことができる、というのがその理由である。

Dr.ミクス教授は研究を実行するのに、欧州最大の応用研究機関である ドレスデンのフラウンホーファー研究機構(FEP)を提案した。 そこではDr.クリスティアーネ・ヴェッツェル(教授資格のある工学博士)のもとで、 細胞結合を故意に傷つけることのできる方法が編み出された。細胞結合に、 定義された度合いの傷があると、それにたとえばパウル・シュミット式バイオレゾナンスなどの方法を使って、 トリートメントを行うと、そもそも効果を与えるか、また与えるとしたらどのような効果があるのか、という判断を下すことができる。

2011年8月24日に最終報告が完成し、ドレスデンのフラウンホーファー研究機構で、それが渡された。

最終報告書

HaCat 細胞の顕微鏡写真

トリートメント前

トリートメント後
形態学上の変化は認められない。

合計7000の試験細胞が調べられた。それらはパウル・シュミット式バイオレゾナンスとRAH (レヨネックス・アナリシス&ハーモナイズシステム)の様々な周波数スペクトル、 またいろいろなレヨネックスの機器(レヨコンプPS1000、レヨコンプPS10、サイレオジム) でトリートメントされ、トリートメントされていない細胞と比較された。その結果は、 フラウンホーファー研究機構の科学者たちも驚くものであった。レヨネックスの三種の機器のどれもが、 はっきりとした再活性化の効果を、損傷を受けていない細胞結合にも、 前もって損傷を受けた細胞結合にも与えていることが示されたのである。

{フラウンホーファー研究機構からレヨネックスに、最終報告が渡された。 (左から)ヨハナ・メルケ、フランツ・マーカート 学部学生、 Dr.エーファ‐マリア・クニープ、ディートマー・ハイメス ディプロム工学士、 Dr.クリスティアーネ・ヴェッツェル、Dr.E.W.J.ミクス。学部学生のズザンネ・ クレムケは非常に大きな協力をしてくれたが、すでにイギリスで学業を続けているので、 ここには写っていない}


フラウンホーファー研究機構の最終報告には、研究の目標が次のように書かれている。

「レヨネックス・ビオメディカル有限会社の機器システムが培養細胞に与える効果についての調査」 という研究の目標は、培養媒体の中で主要な細胞タイプが、損傷を受けた後に再活性化及び修復することに関し、 計測データを統計学的に確実にしたうえで、システムにのっとって調査することであった」

その結果は最終報告に、次のようにまとめられている。

レヨネックス機器システムはすべて、そのハーモナイズする振動により、線維芽細胞の代謝活性を、 8パ−セントまで高める。さらに:非常に興味深いのは、ケラチノサイトの修復に関する結果である。 損傷のある細胞が細胞分裂期において、顕著に高い活性を示している。それは特にサイレオジムではっきりしており、 22パーセントまでの上昇が、PS1000ではそれどころか40パーセントまでの上昇が示されている。・・・・・

この研究の全体を見て、クライアントと療法士の視点から結果を分析すると、実際的に次の三点が、特に興味深い:

1. 細胞形態学 トリートメントを受けた培養細胞と、トリートメントを受けていない培養細胞が、 細胞形態学的に調べられた。この調査で集められた結果の中には、 パウル・シュミット式バイオレゾナンスやRAHの影響による変性などといった形態学的変化は、何もなかった。 報告書には、次のように記されている:線維芽細胞と同様に、ケラチノサイトも一つ一つの実験グループの間に、 細胞外観上の違いは見られない。これはすべてのクライアントと療法士、そして振動医学にとって、 非常に価値のある言明である。これによってパウル・シュミット式バイオレゾナンスとRAHが、副作用が少なく、 しかし同時に効果のあるトリートメントという主張が正しい、ということになるからである。

2. レヨコンプPS1000ポラーとレヨコンプPS10の違い パウル・シュミット式バイオレゾナンスでよく出てくる質問に、 レヨコンプPS1000ポラーとレヨコンプPS10の効果の違いは何か、ということがある。 レヨコンプPS10はレヨコンプPS1000ポラーに比べるとずっと小さいので、 その効果も小さいと考えても不思議ではない。調査によりPS1000ポラーがレヨコンプPS10よりも、 実際に「強い」ことを確認することができた。 (グラフ参照、絶対値で約2%、相対的には約15%高い)


<PS1000 AG 損傷がない>           <PS10 AG 損傷がない>



3.パウル・シュミットの理論 この研究では、線維芽細胞とケラチノサイトに及ぼされる効果が調べられた。 ある一つの周波数スペクトルでは、線維芽細胞に良い効果があることが確認されたが、 ケラチノサイトにはその効果がなかった。別の周波数スペクトルを使うと、 ケラチノサイトには刺激が与えられたが、線維芽細胞には与えられなかった。 この結果は、パウル・シュミットが1976年にうちたてた、どの器官、どの繊維にも、 それによりどの細胞構造にも独自の周波数スペクトルがあり、それを使って刺激を与えることができるという理論を、 裏付けする。だからこそ、さまざまな周波数スペクトルを基にしている、RAHに含まれているすべてのプログラムの差異が、それほど重要になってくるのである。

最終報告で、フラウンホーファー研究機構は、次のような結果に至った。細胞代謝活性の感度の高い方法が、 試験管内の培養細胞にハーモナイズする振動が与える影響を測定するのに、基本的に非常に適していることが示された。 さらに細胞周期を調べると、細胞分裂の活性化に及ぼされるこの機器システムの効果が、はっきりと示唆される。

さらに研究をつづけ、調査に最適なコンセプトを作ることが勧められる。特に目的とする効果に適合する周波数を、それぞれの場合に応じて調節しなければならない。

トリートメントとしてハーモナイズする振動を使うためには、著しく良い効果が期待できるようにすべきである。 すでに基底細胞において証明可能なポジティブな変化が、はっきりとあるからである。

この研究は、パウル・シュミット式バイオレゾナンスを一般に認めてもらうために進む道の、重要な里程標の一つであり、 今までに見つけられたいろいろな関連事項を強調するものである。この理由から、さらなる基礎研究がすでに進行中であり、 それがトリートメントの最適な長さ、といったほかの言明を証明してくれることが望まれている。

Prof.ディートマー・ハイメス

2014.03.20

パウル・シュミット式バイオレゾナンスの
ダイポールアンテナシステムに関する学術論文

パウル・シュミットが1975年に、彼の名をとったバイオレゾナンスの領域で研究を始めたとき、周波数ジェネレーターでは、彼が望むようなよい効果を体に与えることはできないということが、早い時期にすでに明らかになっていた。この認識があったので、彼はいわゆるダイポールアンテナシステムを開発した。これを使うと、周波数スペクトルの十進法での上位および下位の数値を同時に与えることが可能になる、という特徴がある。そのためパウル・シュミット式バイオレゾナンスでは、基本周波数、例えば35.75などという言い方をし、35.75ヘルツとは言わない。たくさんのエネルジェティックのテストが、ダイポールアンテナシステムの特殊性を示してくれる。これはつまり、周波数の複数の十進法レベルで作動することができるのである。上に挙げた例で言えば、基本周波数を35.75にセットすると、同時に35.75KHz、375.5KHz、3.575MHz、35.75MHz、357.5MHz、3.575Ghzが共鳴する。詳細にわたる説明は、「パウル・シュミット式バイオレゾナンス」という本を参照されたい。

過去数年から数十年にわたり、このダイポールアンテナシステムの研究を、大学の施設や研究所に委託することが繰り返し試みられた。残念なことに、それは試みに終わっていたが、2013年末に、ションーンガウにあるDr.ダーチュ教授が指導する研究所と、関係を結ぶことに成功した。彼が研究している分野は、細胞生物学にある。具体的には、細胞の集団にある刺激が建設的な効果を表すか、あるいは破壊的な効果を表すか、ということを、科学研究により示すことができるのである。この研究は非常に明確であり、薬品を開発する際にも使われる。

パウル・シュミット式ダイポールアンテナシステムを研究するよう説明するのは、外部の電源や電池がなくて済むために、それだけですでに難しかった。過去において多くの科学者が、ここから刺激が発されるとは全く想像できなかった(あるいは想像しようとしなかった)ために、このシステムを研究しようとしなかったのである。

この理由から細胞生物学的研究には、わざとミニレヨネックスが選ばれた。この小さな機器(電池も外部の電源もなく作動する)の内側には、ダイポールアンテナシステムがあり、それは基本周波数12.50にセットされている。パウル・シュミット自身がこの周波数にある多面的な効果を発見し、これをエネルギー基本周波数と名付けた。体は負担がかかると、そして調整によってホメオスタシス(恒常性)に戻ろうとすると、まずエネルギーを必要とする。パウル・シュミットのアイデアは、体の調整を助ける、小さくて持ち運びのできる、そして安価な機器を開発するということであった。それから30年以上たった今日、ミニレヨネックスは、レヨネックスバイオメディカル有限会社において、最も多く製造される機器の一つである。それ以来何万個もの機器が製造され、非常に愛好されている。EAV、キネシオロジー、またはレヨテストを使うラジエステティックなど、エネルジェティックの方法を使って、自己治癒力に素晴らしい補助効果があることが、世界中で確認されてきた。ダイポールアンテナシステムの効力を科学的に確認するものは、しかし今までなかったのである。ダーチュ科学研究所では、ミニレヨネックスが細胞システムに及ぼす効果を評価することができる。具体的には、そこで培養された結合組織繊維芽細胞と大食細胞の細胞活動が研究された。写真1(原文11ページ左)は、実験の状況を示している。最初の実験では、細胞集団が機器の上側にも下側にも、容器に入れて取り付けられた。ミニレヨネックスはサンドイッチされた形で、その間にあった。目標は、ミニレヨネックスのダイポールアンテナシステムから、細胞集団に効果が及ぼされるかを見つけることであった。また機器の上と下ではその強さに違いがあるか、という質問もその研究で調べることができた。



結果は小さなセンセーションであった!ミニレヨネックスの影響下では、細胞活動が24時間以内に45パーセントまで上昇した。興味深いのはその際、上か下かで違いは見られなかったことである。使用者にとってこれは、ミニレヨネックスは体の上、つまり皮膚の上においても、体の下、例えば枕の下においても、同じように使うことができる、ということである。この実験はすべて何度も繰り返されたので、一回きりの効果であった、という可能性は除外することができる。さらにすべての実験は、実験室内で行われたので、プラシーボ効果も除外できる。

この結果に勇気づけられ、別の実験で、ミニレヨネックスが傷の治癒に良い効果を及ぼすかを見つけようという試みが行われた。そのためにダーチュ教授の実験室で、結合組織繊維芽細胞が培養され、一つの閉じた細胞の層ができた。この細胞の層から、1400μmの幅が切り取られた。傷をシミュレーションしたのである。研究の際に良く使われるこの方法で、刺激が傷の治癒を促進するかどうかを突き止めることができる。

この実験でも、ミニレヨネックスが非常に効果的であることが示された。下段の動画は、ミニレヨネックスを使わなかった場合と使った場合とでの、傷の幅が見られる。ミニレヨネックスが効果を非常に促進することを示している。肉眼ですでに、ミニレヨネックスの影響下では傷がより速く治癒する、ということが簡単に見られるのである。傷の幅が狭いことで、それがわかる。この素晴らしい結果を基に、ダーチュ科学研究所から、ミニレヨネックスに対する証書が作成された。レヨネックス社のウェブサイトでダウンロードすることができ、療法所に掛けることもできる。研究はもちろんさらに続く。これでパウル・シュミット式ダイポールアンテナシステムを研究し、よりよく理解し、もっと良くする科学的方法が使えることがはっきりしたからである。

ションガウ、2014/3/27
Prof.Dr.ペーター・ダーチュ

Mini-Rayonex の科学的検証


Advances in Bioengineering & Biomedical Science Research  ISSN: 2640-4133
パウル・シュミットによるバイオレゾナンスとその有益な効果について
「腸管バリアーの完全性に及ぼす影響」















Peter C. Dartsch, Dietmar Heimes
投稿:2022年7月18日、受理:2022年7月22日、掲載:2022年8月3日 査読付き論文

概要
腸の上皮は、わずか1層の細胞層であるが、2つの重要な役割を担っている。第一は、腸管内腔の内容物と体の他の部分との間に物理的な障壁を作ることである。もうひとつは、腸管内腔から必要な栄養素を効率よく吸収し、粘液、抗菌ペプチド、保護作用と免疫調節作用を持つサイトカインを産生することである。
したがって、バリア機能の低下は、腸だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす可能性がある。
本研究では、バイオレゾナンス周波数スペクトルを照射するために開発されたバイオレゾナンス・デバイスを使用することで、バリア機能の完全性を促進し、維持するかどうかを調査した。

腸管上皮細胞(IPEC-J2)を、ダイポールアンテナシステムを搭載したバイオレゾナンス・デバイス(=verum=本物)に曝露してから、微小孔のあるトランズウェルプレート上で培養し、腸管バリアを構築した。対応するコントロールの培養物は、ダイポールアンテナシステムを搭載していない非動作状態のバイオレゾナンス・デバイス(=プラシーボ)に同じように曝露された。
経上皮電気抵抗は、腸管バリアの完全性の指標として測定された。
その後、両方のバイオレゾナンス・デバイスから構築された腸管バリアを500μM(マイクロモル)と1,000μMのH2O2(過酸化水素)に30時間暴露し、経上皮電気抵抗を再度測定した。
さらに、酸化ストレス条件下における腸管上皮細胞の再生過程に対する両バイオレゾナンス・デバイス(verumおよびplacebo)の効果を、無細胞領域の閉鎖性の検討を通じて調べた。

実際に波を照射するバイオレゾナンス・デバイスに細胞をさらすと、非送波のバイオレゾナンス・デバイスに比べて腸のバリアが30%以上強化された。
さらに、強化された腸管バリアは、実際に波を照射するバイオレゾナンス・デバイスでは非送波のバイオレゾナンス・デバイスに比べて、500 μMのH2O2に対して+20 %、1,000μMのH2O2に対して約+30%と有意に耐性を示した。

この観察によると、腸管上皮細胞の外傷や損傷後の再生プロセスは、実際に波を照射するバイオレゾナンス・デバイスを使用することで、非送波のデバイスと比較して12%以上再生が促進された。
我々は、実際に波を照射するバイオレゾナンス・デバイスを生体に使用することで、腸管上皮バリアの完全性、機能、再生が改善され、全身の健康が改善、維持される可能性があると結論づけた。


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